誰か、書いてください。成美堂出版さんとか、お願いしますよ!

部屋を片付けられない状況が続いて、見るも無残な状態が常態化すると、そのお部屋は「汚部屋」と呼ばれるそうです。

参考資料

ところで、僕の部屋も十二分に汚部屋なんですが………*1。片付けられなくて非常に困っているんです。本が多すぎます!!
そこで、物を捨てられなくて困っている人、片付けられない人のためのお掃除本は巷間に氾濫していますが!増え続ける本に為す術もなく、積み上がるタワー(主成分、書籍)に怯えるダメ人間のためのお掃除本があってもいいんじゃないかと!!思ったわけであります!!!

すいません。ほんとにもう、どうしましょう…………。

*1:ナマモノ系食べ物系の残骸は殆どありませんよ!空のペットボトルが転がってるくらいです

[日記]総合火力演習(予行)に行ってきました。(後編)
何かを忘れているような気がしていたが、確かに忘れていた。
まぁ、「この項つづく」と言いながらも、何とはなしに続かないことなんて星の数ほどあるから誰も気にしていないに違いない。
そんなわけで、後編。
後編というほど、前編*1を書いたわけではなかったのだが、会場に着いて僕は驚いた。
縁日なのか?
焼きそば、かき氷、自衛隊グッズにフランクフルト………。
近所の小学校のグラウンドで開催されている地元のお祭りに来ちゃったような気分を抱きながらも、そこかしこに自衛隊服を着て、無線のアンテナをぶらぶらさせている隊員さんがいるのを見て、縁日ではないことを確認する。
姫子からは、「ブルーシートの前の方に座ると良いと思います」と言われたが、なんとなく前の方には行きづらく(結構埋まっていた)、後ろの方に一人で陣取った。それにしても、暑い。手拭いを持ってきて大正解だ。さらに持っていた風呂敷をマントのように羽織って、何だか怪傑黒マントのような状態になりながら演習開始を待った。


前段演習は、あんなことができます!こんなこともできます!高い技術力です!という内容だった。
具体的には、あちこちで動画がうpされているはずなので、そちらを見てもらった方が話が早いと思う。
しかし、深い思い入れもなく*2行った僕にはかなりの衝撃があった。凄まじい爆音だった。音が遅れて聞こえてくるのにも、爆発しているのがみえるのにも、見慣れた光景ではなかったため、ついうっかり国防について考えてしまいかけた。というか、日本の自衛隊ですらこんな装備をしているのだから、米軍はもっとずば抜けているんじゃなかろうかと思ったし、戦闘地域に踏み込んだら、伏せて耳をふさいでじっとしてるしかないだろうし、そんなことをしても無駄だから、覚悟を決めてのんびり構えるか、じたばたするかのどちらか好きな方を選ぶくらいしか、一個人にはできないだろうと思った。戦場ジャーナリストって並大抵の使命感じゃできないものだな、と思った。
同時に、自衛隊が支援活動に日本国外に赴くことについて、支援を受ける側が抱く懐疑心や、不安感というものにも少なからず共感のようなものを持てた。要するに、訓練においては軍隊に遜色ない内容を課しているわけである。決して行使しないであろうものであっても、力を持っている者に対して力を持たざる者が抱く感情は即ち畏怖、恐怖である。この不安を取り除くためのより良い外交により、支援活動を進めていくことが、国際的に貢献する礎となると思う。
同時に、「縁日」という印象を受けたことに深い安堵を感じた。というのは、このような自衛隊の広報イベントを一般市民がのんびり楽しんでいられるということ自体が、現在の日本は国際的に見て非常に平和であるという実感を得たからだ。このようなイベントは示威行為の一つとも言えようが、「なんとかしれいが入場されます」とか「なんとかたいちょうがえんしゅうをかいしすることをほうこくに(以下略」だとか放送が流れて、なんだか普通なようなすごいような何とも評し得ぬ黒い車が普通に目の前を横切っていて、多分お偉いさんが乗っているのだが、そのことを一般市民の観客(僕を含む)は誰も気にしちゃいない!
示威行為なのに、演習はみんな喜んで見てるのに、そういうの一切合切無視!!もしかしたら、隊員のみなさんはちゃんと敬礼とかしてたのかも知れないけど、観客は無視(笑)。平和すぐる!!!
なんかもう、戦争自体を、オリンピック形式でやっちゃえばいいのにって思いましてよ。砲弾とかの技術力とか競うわけです。戦車とかなのに、芸術点とか評価されちゃったりしたら、もうバカバカしくて戦闘する気がなくなるんじゃないか……なくなればいいのにね………orz

結論は、日本国籍を有するのであれば、必ず一度は見に行った方が良い。有しない人も見ることを勧める。
あと、耳栓と双眼鏡と望遠レンズ付きデジタル一眼レフカメラは必携ですネ☆

*1: http://d.hatena.ne.jp/akikonomu/20080822

*2:深い思い入れがない割には、会社を休み、たった一人でのこのこといそいそと行った。

一日遅れて生誕祭

こっそりとひっそりと、今年もやってきました秋山真琴生誕祭。
恒例と言うほどやってないけれど、秋山に捧げる讃歌がこれ↓。

「A AKIYAMA TALE」

 かの歴史学者ユーゴー・クルーヴィスはこう語った。
「秋山真琴は、もはや想像の産物でしかない」──と。

 ああ、そうだ。私が彼の碑文を発見したのは……そうだね、もう五年ぐらい前になるだろうか。かつてニッポンと呼ばれた小さな島、今や住んでいる者もほとんどいない、地上の楽園と言ってもいいかも知れない……その島の中心部にある祠、そこに刻まれていたのだ。
 『雲上回廊』、その言葉で始まる碑文は、間違いなくニッポンの言語文化、あるいはニッポン文学の歴史を感じるに十分な内容だったように思う。まぁ、そんなに焦らないでもらえるかな。なに、史料は簡単にはなくならないよ。保存方法さえしっかりしていればね。
 しかし、その中でもこの碑文は特に保存がよい。おそらく、非常に大切に守り育てられていたかも知れない。私が考えるに、これは崇拝の対象ではなかったか、ということだ。端的に私の主張を表すとここに帰結する。同時代の碑文のほとんどが朽ち果てかけているにもかかわらず、一文字一文字の彫りの深さまで、千年経った今なお、まるで昨日彫ったかのようにみずみずしい文字の輝きを残しているのだ。もちろん、碑文調査をして年代的に誤りがないことは実証してある。
 おお、どうやら君も興味を持ってくれたようだね。では、そろそろ本題に入ろうか。

その碑文のことを、便宜的に『回廊』と呼ぼう。
 書き出しの言葉もそうだが、そこにまず書かれていたのは、『雲上回廊』という文士が集う殿堂についての記述だったのだからね。
 雲上回廊には多くの文士が参加していた。彼らの足跡を追っていくことはニッポン文学研究の発展に大いに役立つだろうし、彼ら一人一人についての詳細な記述が『回廊』にはあったんだ。いや……彼らの作品すらも、そこには刻まれていたのさ。
 ああ、落ち着いて落ち着いて。人の話は座って聴くものだよ。まずは水を一杯飲むんだ。
 さて……。その中で最も作品が多く、最も言葉を割かれていたのが彼──

 秋山真琴だ。

『回廊』は108人のAKIYAMAでできている。秋山真琴はその一人だったが、どうも彼は特別なAKIYAMAのようだ。そう、いわば彼ら文士の頂点に立つ存在……と言ったところだろうね。
 秋山真琴は雲上回廊に集う、あらゆる文士の作品を読み、欠点を指摘し、長所を褒め、助言を行い、互いの技を研磨することに精力を注いだ。これをニッポン文学ではHENSYUと言う。つまり、秋山真琴は文士であり編集者のAKIYAMAだったようだ。
 ん? AKIYAMAとは何かって? おや、説明していなかったかね。
 ……まあいい、それを分かってもらわないと話が進まない。だが、本当に知らないのか? 予備知識がないと相当びっくりすることになると思うが……。
 そうか……。仕方ないな。
 では、心して聴きたまえ、AKIYAMAとは何かとね──。

AKIYAMAとは、『回廊』に集ったものたちが心にとめていた思想のようなものだ。
 それは実態のない、「鵺やら」なにやらと同じような、概念上の「もにょもにょ」した存在で、「言葉を律する」ことで引き合い、「融合」し、消滅し、そして生まれた「秘められし」誓いのようなものなのだよ。難産に難産を重ね、艱難辛苦七転八倒阿鼻叫喚、そして試行錯誤のうちに削りに削れ、まるで山から崩れ落ちた岩石が母なる海へとたどり着くまでに、余計なものがすっかりこそげ落ちたまさしく珠玉とも言える思想なのだ。
 若いきみには教えておこう。
 思想とは生き様なのだ。けして壊れず、風化することがない。いつまでもいつまでも、人の心に残るのさ。たとえこの碑文が朽ち果てようとも、生き様だけは残り続ける。

 それを作り出したのが秋山真琴だったのさ。

 秋山真琴は24のもので出来ていた。
 つまり――ウィスキー、タバコ、眼鏡、SF、ミステリ、ハードボイルド、フィレンツェマクガフィン、暇、ドクロ、ネクタイ、絶望、憤怒、嫉妬、冷笑、寵愛、ニコ動、ダーツ、麻雀、将棋、ねこ耳、スク水、妹。
 中身は、その時々で変わることもあるが、まあ――おおむねこれらで占めらていたようだね。
 どうだい? 魅力的だろう、秋山という人物は。

「えっと、いやあ、どうだい、とか言われても……」
 いいかい、きみ。歴史が AKIYAMA と述べるときに、その一音、一文字に到るまで込められているものがあるのだよ。
「ええと、いや、あのね、秋山さん?」
 もしもそれがワカモトならば、あぁきぃーやぁま、のようになったかもしれないのだよ?
「秋山さん、壁に話し掛けるのは、そのへんにしてくださいませんか?」
 いいかね、きみ。きみが壁などということは私は気にしていないのだよ。普段だって碑文が唯一の相手だ。セックス? もちろん壁とするよ。知ってるくせに。
「きもいよ。知らねえよ」
 きみ。女の子がそんな言葉遣いするものではないよ。
「そういう設定なんだ」
 もちろんだとも。

 世界の崩壊は、最強が最怯に堕したとき、決定した。
 現実に目を背ける者、その最たる人物、彼の目に映るのは、碑文であった。

「ああもう。ほら、これやるから。あっちいけよ」
 なんだい。冷たいねきみ。まるで鉄壁みたいじゃないか。漆喰のくせに。それになんだい、これは。緑色の……v……o……なんて読むのかね。

 世界の秩序が起動を始めている。
 Loading の文字が静かに明滅し、プログレスバーが塗りつぶされてゆく。自然界を作り上げる、緑色。葱の色に。
VOCALOID 02 初音ミク、起動完了」
 宣告は、彼女の声であった。

 おおおおお! 我が嫁!
「さあ、歌お!」
 らんらんるー!
「生き物の力をかき立てる、全力の歌を!」
 きみは、なんて素晴らしい嫁なんだ! このスポットライトの輝き! その長ネギのしなやかさ!

 きみは長ネギを振り回しながら歌い始めた。
「もーにょ、もにょもにょデンパの子〜♪」
 ちょっと、きみ。なんだね、それは。何を歌っているんだい? 我が嫁がそんな歌を歌うはずがないのだが……。
「あおいっ、星からっ、やぁああてきたぁ〜♪」
 なんなんだ、これは。AKIYAMAのシステムに矛盾が発生したとでもいうのか? これは伝え聞くアイデンティティクライシスというものなのかも知れない。新たなる世界! 新たなる秩序! 新たなる価値観! なんて素晴らしい響きなのだろうか。
 シラーの詩が聞こえてくるようだ。フロイデ!

 大地が揺れている。激しく揺れている。天変地異だろうか。しかし、縦揺れにも程があるだろうに、激しすぎるのではなかろうか。
「編集長、起きてっ! ダーツをしすぎて途中で寝ちゃうなんて、駄目ですよ!!」
 ん……夢落ちなのか? 禁断の夢落ちなのか? いや、駄目だろうよ、それは。
「寝言を寝ながら言わないでください。さぁ、起きてください。終電がなくなってしまいますよ」
 えっと、寝ながら言うから寝言だよな。それより、今までのが全て寝言だったとは、我ながらひどい話だ。
「秋山真琴がひどいのは、この世の理のようなものですよ。何をいまさら」
 そうかも知れないな。だが、もう少しこのまままどろんでいたい。
「そうですか。でも、『回廊』オフの締めは秋山真琴に何か話して欲しいんですけどっ」
 じゃあ、「くぁ、ねみぃ」

『讃歌』2914文字

今回の共犯者の皆さんに「秋山に滑り込みで送りつけたと信じる! 信じるぜ! 」と言われたんですけど、この企画は送りつけないのが基本だったような。いつのまにかそのへんに転がっていて、時間差で秋山が気付くというのが趣向なのです、たぶん。

今回のメンバ。
踝祐吾→イサイ姐さん→姫子→りっちー→もにょ
でした。

総合火力演習(予行)に行ってきました。

朝7時からシャトルバスが出ているだなんて、聞いてないよ!僕はまともな時間に行きましたので、10時くらいにつきました。
本日の流れ
?あまりにも楽しみで、2時に寝たはずなのに6時過ぎに目が覚める。ありえない目覚めのよさ。
?駅で扇子を忘れたことに気づき凹む。
?新松田で姫子からチケットと扇子*1を渡される。
?単線でワンマンな御殿場線に激しく興奮する。


なんかもう、疲れているので、この項続くよ!続くんだからねっ!!

*1:「七転八起」と書いてあった

ウンポコが気になる。

一度も購入したことのない雑誌ですが、何故か琴線に触れる珠玉の単行本を出している、と僕は思っています。

暴れん坊本屋さん (1) (ウンポコ・エッセイ・コミックス)

暴れん坊本屋さん (1) (ウンポコ・エッセイ・コミックス)

本の雑誌でも紹介されていましたね。スリップに四コマが書いてるとかなんとか。
あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します (UNPOCO ESSAY SPECIAL!)

あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します (UNPOCO ESSAY SPECIAL!)

以前にも書きましたけど、妙な面白さがある。くせになりそう。
とても、素敵な雑誌のような気がしてなりません。買い始めるきっかけが見つかりませんが、どうしたらよいのでしょうか?
「買えばいいと思うよ」とか「心中未遂すればいいよ」とかは言わないでください。へこむので。

アキヤマニアですが、テーマ*1が決まりました。
いつもの打ち合わせスペースで参加表明や貴重なご意見を大募集中です。
「参加してみたいけど、よくわかんないよっ」という方は、何らかの方法でご連絡ください。

*1:まだ、部外秘です☆

アキヤマニア再開しようかな。

回廊が休刊になり、暫く経ちました。雲上の庭園が始動しているみたいだけど、「新しい現実の誕生」とか言っているみたいだけど、その荒波に乗り遅れた人が絶対にいるはずです。というか、俺が乗り遅れた!

文藝怪談実話―文豪怪談傑作選・特別篇 (ちくま文庫)

文藝怪談実話―文豪怪談傑作選・特別篇 (ちくま文庫)

こんな本を読んでみたりして、そしたらうっかり庭の外灯の電球が切れて、夜寝るときに自分の部屋が真っ暗闇になってしまって怖くなって電気をつけたまま寝ちゃうとか夢見がわるくなるとか熱帯夜だとかなんとかという状況になりつつテンションを上げつつも、結局飲み会でへべれけになって締め切りに間に合わなくて、高校時代と同じ場所の反対側の側溝にはまって転んで時計に傷がついたりなんだりで、踏んだり蹴ったり踏まれたりな悲しみをどうにかするには、アキヤマニアしかありません。
なんか、2007年くらいに「アキヤマニアに参加させて欲しい」とか書いてるひとが居たのを発見したからじゃ……ないんだからねっ!
文学フリマにいくなら、アキヤマニアをやらないといけないかなと思っただけなんだからね!参加するというか、横入りなんですけどね。どうにかなるような気がしてしまいますからね。でも、アキヤマニアって結構難しいよね。なにそれ、食べられるの?みたいな。
そういえば、今気がついたんですけど、8月15日版の雲上が届いていません。ゴミ箱も漁ってみたけどありませんでした。届いた記憶もありません。なんでだろう?嫌われたのかな。

次号のアキヤマニアは、「黒糖キャラメル風味シュークリーム」号です。
作品募集中です。