つづき〜ブランド巡礼

COACH編
普通でした。面白くありませんでした。極端に言うと、詰まらなかった。でも、それは観点が違うからなだけ。
おしゃれなお姉さんがかるーく店内を闊歩しているだけというのは、観察対象としてはとても面白くなかっただけです。


Louis Vuitton
楽しかった!上階と下階とあったので、まずは上階へ。すると、そこは時計や貴金属をメインにしたフロアで、年齢不詳の男(渋谷系なのか?兎に角、ガテン系渋谷系の合いの子みたいな頭が悪そうで品がなかった)が「やっぱ、こういうのをね!目指してね!頑張らないといけないよね!」とか「女の子はね、云々(聞き取れませんでした」と言っていた。それに対して、あくまでも真面目に対応し、席に座らせる店員は………、素晴らしいね。あと、高いだけであまり良いものはありませんでした。ちょっと可愛いくて、相方のオトメがキラキラっとしたものはありましたが、甲斐性のない僕には買ってあげられません。君のために僕も頑張るよ(苦笑)*1。面白いが、じろじろと見たのでちょっとガンをつけられる。ふむ、退散しようか。
と、下階へ。すると、鞄や財布、靴がメインのフロアのためか、人が多い。靴のエリアには「どう見ても愛人だろそれ!」という二人連れや二人連れや、きゃいきゃい鞄を選ぶ娘さんたちが居ました。ちなみに、マネキンの額にスカーフを巻き付けるのはいいけれど、なんか……なんていうのか、大笑いしたいのにできないむずかゆさに耐えるのが大変*2でした。
日本人の浅ましさ、貧乏くささ、イナカモン丸出しの行動、華麗に応対する店員すらイナカモンに見えてくるのは、幻覚?だよな?
僕は、ヴィトンなんて香水も買えないくらいの貧乏人ですが、あんな風に下品になりきれないなとも、そう思いました。
そして、日本で良かった。渋谷で良かった。でなければ、ニューヨークの店舗ですら*3、全員まとめて叩き出されるんじゃないかな?と思いました。とりあえず、恥ずかしいから誰か何とかしてください。


Cartier
ヴィトンの喧噪が幻だったのかのように、静か。落ち着く。全体的に上品。そして、妙な優雅さにたじろぐ。
が、これはブランド巡礼の旅。
何喰わぬ顔をして、店内を見て回るが、相方ちゃんはちょっとおどおどしている。確かに、こんなお店に来るような日常生活は送っていないので当然だ。でも、こういうところで変に卑屈にならず、そして居丈高にもならないように育って欲しいので知らんぷりして店内散策。……見付けた!セレブグッズ!*4赤ちゃん用のコップとお皿でさんまんえーん!!
店員やお客さんが(見て)居ないのを確認してからこっそり笑う。庶民っていいなぁと心の底から思いました。
う、羨ましくなんか、ないんだからねっ!←ツン●レ風味
そして、相方ちゃんと指輪を見ていたら女性店員に声をかけられる。
「何かおさがしですか?」
ぎゃー!と叫んで走って逃げたかったが、堪える。僕の安月給では、この中の一番安いものでも無理!無理なんだぞ!とそっと相方ちゃんを見ると「よろしければ、パンフレットはいかがですか?」と渡されそうになっていた。慌てて断る(僕が)。ふぅ、危機一髪。一度もCartierでお買い物をしたことがないのに、手提げ袋*5をもらうなんて悲しすぎる。
哀しみを胸に立ち去ろうとしたとき、僕の目は面白人物を捉えた!これは…………!
まず、注目したのはその行動。入り口正面の大きなガラス棚(あたかも博物館の展示用のガラスの箱のような)に張り付いてジュエリーを視る、おっさん。くたくた服装で微妙な取り合わせの格好のおっさん。まるぶち眼鏡着用のおっさん。
まず、僕は眼鏡に注目した。そう!あたかも百鬼園のようなラインの眼鏡!欲しい!あんな形の眼鏡は絶対に特注品に違いない!だって、あれ、金色だもの!←泣くところ
そして、指には沢山の金色の指輪、指輪、指輪。解脱しそうになりました。
流石、天下のCartier、どんなに不審な行動を取っていても、お金持ちっぽい人は放置!すごいなぁ。
なんか、いろいろとお腹一杯になったので、次へ!アレはきっと何かの罰ゲームだったんだなぁと思いながら、次!次!

*1:言っていることがガラの悪い彼と一緒なのが苦笑ポイント。

*2:くすくすと笑いました

*3:ニューヨークに行ったことなどありませんよ。どちら側なのかも知りませんよ。プリンスエドワード島がある側ですか?

*4:物を見る目が既に「世界●リ●リバリュー!」状態(トホホ

*5:パンフレットは紙袋に入っていた。優雅だ。